1/11 静岡市散策

 早朝から静岡へ。早起きはしんどいけれど、今日は珍しく昼で仕事が終わり、静岡を散策できる日。楽しみのほうが大きい。
 退勤後、空腹と疲労が限界だったので、駅前の定食屋で食事を済ませ、某漫画喫茶で一瞬昼寝する。このためにお金使うのもどうかと思ったが、寝たらやっぱりスッキリしたので必要経費。静岡古本市の出店店を調べつつ、行く場所を見定める。

静岡駅周辺の地図。

 一休み後は、まず静岡平和資料館へ。事務所ビルの一角にある、こじんまりとした資料館である。展示物は、所謂義務教育の社会科の資料集にあるようなものが実際に閲覧できる。静岡の歴史も踏まえているので、地元の歴史を知るにはうってつけ。戦死広報の紙の質素さにある種の驚きを覚える。家族の代わりがこんな紙切れ一枚だなんて、やりきれない。南京虐殺の記述や、イスラエルによるパレスチナ人への虐殺に関する記述もあって安心した。長野の無言館の資料も印象に残った。いつか必ず足を運んでみたい場所の一つだ。

静岡平和資料センター入口前に掲げられていた世界人権宣言の内容。改めて一条一条が大事な内容だ。


 レトロな雰囲気のある市民文化館通りを北上しながら進んでいく。いったん少し休みたいなと思い、喫茶店を探す。この通りは喫茶店も多く。どこに入るか迷う。最終的に松柏堂であべ川餅入りドラ焼きと、かわいい店構えが気になったモンマスティーのロイヤルミルクティーを買ってみたものの、ゆっくり落ち着けるベンチ等がなく、急いで口に放り込む形になる。こんなに良い雰囲気の通りでさえベンチがないのはちょっと残念である。それにしても松柏堂、慶応3年創業だなんてすごい。

夕日の差し込む市民文化会館通り。

 お茶をした後はHIBARI BOOKS & COFFEEへ。一般雑誌や新書も含めて様々なジャンルを扱っている本屋だった。奥のほうでは展示スペースがあって、コーヒーも飲めるようだ。エトセトラブックスの新刊と、「ドラァグ 自分を信じる生き方」を購入。

HIBARI BOOKS外観。

 来た道を戻って水曜文庫へ。静岡で仕事の際は必ず寄っている。買う本を選ぶ合間に、店主さんがぽつぽつと話しかけてくれるこの時間が好きだ。以前紹介してくださった浜松のプスプス(by ZING)へ訪問できた報告もできてよかった。水曜文庫に来た時は、フェミニズム・戦争の歴史・小説・雑誌・その他ここでしか手に入らないZINEやリトルプレスとジャンルに分けてそれぞれ買う癖がついている。
(後々インスタをチェックすると、フーコーの出版物がまとめて入荷していたらしい。無職の間に何冊か精読したいと思っていたので、痛恨の買い逃しをしてしまった…)

 帰り道、イルミネーションの輝く通りを駅へと向かって歩く。ジェントリフィケーションの進んでる区画は、高層ビルの工事やベンチ・自転車の排除と並んで、イルミネーションの設置も特徴的な気がする。
 今回はこれにて帰路に着く。仕事の関係上、今後来る機会がどうしても少なくなってしまうが、行けるのなら何度でも行きたい街だ。

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