1/7

 友人と庄内緑地公園を歩いた。

どんよりとした曇り空だったが、時折雲の間から光が差し込んでいた

 耳が痛くなるくらい冷たい風がびゅうびゅうと吹いていた。正月も過ぎた平日というのに、それなりに人が来ている。植えてある木はおそらく常緑樹のはずなのだけど、散らずに紅葉しているのが気になった。椿の花が咲いていた。
 原っぱの脇の道をあてもなく歩いていると、6人くらいの若い女性たちがぎゅっと集まってピクニックをしているのに気付く。傍に立つ木の枝には「17」という風船が飾ってあった。もしかして誕生日パーティだったのか?「こんな寒い中でピクニックできるなんて、若さ故だね」と友人と話をした。

 某大型ショッピングセンターでお茶して帰ろうとなり、歩いて向かうことに。道中、リサイクルショップに寄ったり、鬱陶しくぱらつく雨から避難するためにカフェに寄ったり。可愛い内装のカフェだった。友人はコーン茶、自分はホットジンジャーエールを注文。てっきり市販のジンジャーかと思いきや、しっかり手作りだった。手作りのジンジャーエールでしか味わえない生の生姜の風味はやはりたまらない。冷えきったからだが芯から温まる感じがする。炭酸の爽快感もしっかり残っているのが嬉しい。

陶器可愛い

 ショッピングセンターに到着し、いくつか店を見物した後、韓国料理やドーナツを食べて解散。ミリオン座で「パリ、テキサス」のリバイバルがやっているのが気になりつつ、終わりが遅いのが気になって帰路につく。

 帰宅後は映画を見る。ヴィム・ヴェンダースの「ベルリン 天使の翼」。途中で演者がニック・ケイヴのレコードを流すというアバンギャルドなサプライズについ興奮するも、家族も見ている中で気取った台詞が延々と続くのにばつの悪さを感じてしまい、途中でアッバス・キアロスタミ「桜桃の味」に変更。パルムドールを勝ち取った名作なのだけど、個人的にはちょっとピンと来ず。人によってはこの素朴な人生観にはっとさせられたりするのだろう。朝焼けが綺麗だろうが星空が綺麗だろうが家父長制が変わらないと自殺したい気持ち変わんないよーーー。

水槽の中に空のアル〇カワインが二本。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です